厦門で居酒屋をやるのはいいけど食材は?1
- 料理長
- 2017年2月25日
- 読了時間: 4分
今回はお仕事の話。
タイトル通り、中国のアモイっていうなんとも微妙な街で居酒屋をやる上で、食材の入手はどうしているのか?です。
結論から言うと、ちゃんとやろうと思うと、はっきりいって無理ですね。
そもそも、何を持ってちゃんとしているとするかはさておきとしてですね、
とにかく質が悪いんで、ほんとうにきびしい。
外国で仕事しているんだから、それじゃいかんのはわかっているんだけど、どうしても日本と比べちゃうんですよね。
ただ、なんとなくやろうと思うのであればできますね。こだわらなければできます。
これは中国全土であてはまると思いますけど、
日本料理が流行ってる・・というか、流行りものというより、ちゃんと一般認知されている、
もうスタンダードになっている地域も多いんじゃないかなと。
そんなわけで、アモイも日本料理店は結構あったりします。
そのほとんどが、通称「なんちゃって日本料理」と言われるもので、
見た目だけそれなりに同じだけど、なんか違うなこれっていう料理を出す店で、
その基準は、まぁなんというか、どう判断していいかはさておきですけど。
あれ?この話、すでに破綻してないか???
とか思いましたが、そんなこと言ってても話は進まないのですすめますが、なかなか食材が揃わないのは事実です。
僕は、本当に何もないところから始めたんでね。前に料理長として在籍していた店で。
まぁ、きつかったですよほんと。だからよくわかっているんですが。
例えばですよ、
日本で脱サラして居酒屋なり小料理屋なり始めたとします。
いろいろ突っ込むところもありますが、食材はすべてスーパーマーケットで、購入したとします。
まぁ、それなりにできますよ。料理が特別ヘッタクソでなければ、なりたちます。
で、
厦門でもそれができるか?
はっきり言って無理です。
あれもこれも揃わないし、食材の質もツッコミ所満載なんで。
そもそも、調味料すら揃えれるかあやしいし、何より原価率が馬鹿上がりすぎて厳しい。
だから無理。
そんなわけで、専門業者に頼むわけなんですが。
打ち合わせをし、注文をし、翌日の配達を待つ。
でも、
持ってこない。
当然、これはどういうことか?と電話をすると、
では、明日、持って行くと告げられる。
翌日、持ってこない。
・・この繰り返し。
ほんと、厦門に来たばっかりの頃はこれにやられまくりました。
まぁ、
なんのコネも人脈もない人が上だったんで、仕方ないし、
あわよくば想定内だったりもするんですが、
そういう所はさておきとして、
根本的に、時間を守らない、大体の人が概ね時間を守らないんで、そこに気づくまでは結構削られましたね。精神的にも肉体的にも。
なんというか南国ノリ・・と言ったら叱られるかもしれないけど、
とにかく、のんびりしすぎやろと。
食材調達において、かなりの苦労をしたのは事実です。
もちろん今は大丈夫ですよ。本当に納得がいっているかと言われれば微妙ではありますが、なんとかなっております。
次回は、食材を実際に調達する話を。
中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋 当店は、厦門(アモイ)で数少ない日本人料理人がいる店です。中国料理に飽きたら日本料理!やっぱり日本人には日本料理でしょ!当店には凝った料理もおしゃれな料理もございません。でも、日本の味です。そこには自信があります!日本語対応スタッフ常時在籍中です。中国語が苦手な方もぜひお気軽にお立ち寄りください。 中国 福建省 厦门市 思明区 莲岳路8号116单元 (アモイのクラウンプラザホテルの向かいです) 営業時間 17:30 ~ 23:30でラストオーダー、24:00までやってます。 +86-0592 - 536 - 0851 毎週日曜日定休 中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋 http://homura-xiamen.wixsite.com/homura 中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋ブログ http://ameblo.jp/homura-xiamen
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