厦門で居酒屋をやるのはいいけど食材は?2
- 料理長
- 2017年2月26日
- 読了時間: 4分
今回も、中国の福建省にあるアモイ厦門で、日本料理とか居酒屋をやろうと思ったときに、
食材の入手はどうしているかってお話。
当たり前ですが、イタリアンをやるには、イタリアが一番やりやすいだろうし、
インドネシア料理をやるにはインドネシアが、
エジプト料理をやるにはエジプトが、
日本料理や居酒屋をやるには、やっぱり日本でやるのが一番やりやすいわけです。
そりゃそうだって話ですけど。
そこいらで適当に材料も道具もそろいますしね。そりゃそうだ。
そんなわけで、食材調達のお話。
まず、僕が初めてアモイに来た時は何から何まで全くわからない状態、中国に来た事がないどころか、海外に行ったのも初めてでしたので。
この辺は前回も書いたけど、雇われ料理長としてきたんですね。
とりあえず、何があるのか?どんな食材があるのかさっぱりわかんないんで、近所のスーパーに行ったんですよ。
外資系の大型のスーパーマーケット。おそらく中国全土にあるものと思われ店舗です。
国が変われば、いろいろ変わるもんで、スーパーの販売システムも違ったりします。
野菜も肉もとにかく量り売り。
衛生面とか、管理の面のずさんさはさておきとして、やっぱり日本が過剰包装すぎるのかな-とか思ったりもしましたね。
最初に馴染めなかったのが、販売単位。
日本だと、スーパーなんかだと100g単位ですよね。
今日お買い得品!豚バラ焼肉用100g ○○円!みたいな感じで。
ちなみに業者さんだと、1kg単位だったりしますが。
それを踏まえて、アモイというか、おそらく中国全体の一区切り単位はというと、
「斤」なんですね。
日本で単位が斤なのは、食パンくらいですかね。あとは思いつかないですが。
この「斤」。
実際に何グラムかって言うと、500gです。
なんでこんな中途半端な数字なのか?そういう文化なんで仕方ないんですが、これがはじめは馴染めなくて。
1斤で24元だったとすると、キロで48元なわけで、グラムで4.8元なわけです。
まぁ、2倍すればいいだけなんですけど、
原価計算をしなきゃいけないし、業者との価格交渉もあるんで、
食材の単価は頭に入れとかなきゃいけない。
そんなわけで、片っ端から店頭価格の相場を頭に入れていくんですが、なれるまでは、けっこう大変でした。
例えば、長ネギが、1斤13元だったとして、キロで26元、太ネギで、平均一本300gくらいあるんで大体7.8元/本。
一手間多いですね。これはなんとも覚えにくいぞ!と。
ガロンやポンドなんて言う、日本であまり使わない単位で言われることを思えば、グラムで換算出来るだけ随分とマシですが。
その辺はさておきとして、
前述した通り、こんな感じで量り売りなわけで、ハカリに乗せて値札をつけるんです。
で、
これが不思議。
使うのは、日本でも見かける、商品単価を入れれば商品の値段が表示されたシールが出てくる機械なんですけど、
斤は対応してないんですね。商品単価を入れるときは、キロで入力します。
要は、1斤12元だったら、自分で倍にして24と入力するわけです。
え?なんで?どこ行っても斤で表示しているのに、なぜハカリメーカーは斤対応の機械を作らないんだ???
と、不思議で仕方ないんですが気にしても仕方ないので、そっとしております。
長くなったので、内容すっかすかですが今回はこの辺で。
このお話はまだまだ続きます。
中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋 当店は、厦門(アモイ)で数少ない日本人料理人がいる店です。中国料理に飽きたら日本料理!やっぱり日本人には日本料理でしょ!当店には凝った料理もおしゃれな料理もございません。でも、日本の味です。そこには自信があります!日本語対応スタッフ常時在籍中です。中国語が苦手な方もぜひお気軽にお立ち寄りください。 中国 福建省 厦门市 思明区 莲岳路8号116单元 (アモイのクラウンプラザホテルの向かいです) 営業時間 17:30 ~ 23:30でラストオーダー、24:00までやってます。 +86-0592 - 536 - 0851 毎週日曜日定休 中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋 http://homura-xiamen.wixsite.com/homura 中国福建省、厦門(アモイ)の日本料理店、ほむら居酒屋ブログ http://ameblo.jp/homura-xiamen
Comments